生活者の不満(フマン)を俯瞰(フカン)する「不満ランドスケープ」をリリース

 株式会社 Insight Tech(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:伊藤友博、以下、当社)は当社が運営する「不満買取センター」に集まる生活者の不満を解析する属性情報として「不満ランドスケープ」をリリースしました。

■「不満買取センター」とは

不満買取センターは、「企業の商品やサービス、そして社会をより良くするために、あなたの不満を買い取ります。あなたの不満の中に眠った”ヒント”を私たちが企業や社会に届けます」をコンセプトに、2015年3月18日からサービス開始をしております。Webサービス及びスマートフォンアプリを通して生活者からの不満の声を収集しており、現在累計43万人以上の会員から、累計1,400万件以上の不満を買い取っています。

■「不満ランドスケープ」の概要

不満買取センターに集まるデータは主に自由記述のテキスト情報となります。

  「不満ランドスケープ」とは、このテキストに示された内容を一定の切り口で抽出し、生活者の不満を多面的に捉えるための【不満の属性情報】を意味します。

  これまで特定テーマの分析では、多数の不満データの中から一部の対象データを抽出して、目検によるラベリングを行い分析しており、分析対象外となったデータの中にある有益な声を捨象している懸念がありました。膨大なテキスト情報を属性情報に変換することで、分析作業の効率化にとどまらず、生活者の不満のトレンド変化やインサイト探索などの分析的な価値を創出することができます。

「不満ランドスケープ」が保有する属性情報として主に (1)辞書編[1]と (2)入力編の2つがあります。

当社が創業以来蓄積してきた「AIを用いた自然言語処理の技術」や「不満買取センターの運営ノウハウ」に基づき、(1)不満のテキストに示された利用シーンや官能表現などを一定の尺度で多面的に理解するための辞書情報を整備し、 (2)投稿時の入力情報にオケージョン別などの情報の取得を開始しております。

■「不満ランドスケープ」の活用イメージ

 ~食品全体の不満を俯瞰すると、どの時間帯にどんな不満が多いのか?~

「不満ランドスケープ」を活用することで、テキストで書かれた消費者の不満データを属性化することにより、不満要素のボリューム感を確認後、徐々に注目する課題を深掘し、不満内容が書かれたテキスト情報から効率的に生活者インサイトの探索を行うことができます。

例えば、下図のように不満ランドスケープ入力編を活用した食品業界の5万件以上の不満データに関して、時間帯別×不満要素を可視化すると以下のようになります。昼の時間帯での不満ボリュームが大きく、特に味に関する不満が多いことがわかります。ここから、昼時間帯の“味”に関してどのような不満が多いかをワードクラウドの傾向から特定し、実際のテキスト情報を確認し、属性別で深掘することでインサイト探索を行っていきます。

■「不満ランドスケープ」を活用した分析メニュー

メニュー1:オケージョン別の不満に関するインサイト探索

コモディティ化の時代といわれるように、商品の差別化が難しくなるとともに、自社対応カテゴリーのみを検討するだけでなく、オケージョンごとの競合カテゴリーについて検討する重要性が高まっています。例えば、「不満ランドスケープ」の属性情報である「時間帯」を用いることで、オケージョン別の生活者の不満を、自社カテゴリーだけでなく想定競合カテゴリーも含めて分析をすることが可能です。

分析時には、オケージョン別の情報に、「場所」や「不満要素」、モニターの属性情報を組み合わせることで、さまざまな定量分析を行うことができ、そこから導かれた課題を深掘するために1人1人の不満を定性的に解釈します。これにより、オケージョンごとの自社カテゴリーを活性化し、競合カテゴリーからの代替を促進するためのインサイトを抽出することが可能です。

メニュー2:不満モニタリング(外食編・小売店編)

市場環境の変化の激しい外食チェーンや小売店チェーンにおいては、生活者の変化をモニタリングすることの重要度が高まっております。それは周知のとおり、外食・小売店だけでなく、チェーンに向けて提案を行う食品メーカーや日用雑貨品メーカーにとっても重要な課題です。例えば「不満ランドスケープ」を活用することで外食や小売店に対する生活者の不満のトレンドをモニタリングすることも可能です。

 外食であれば、「味」「量」「価格」「接客」などさまざまな不満要素が想定できますが、それらを辞書編の属性項目により定量化することで、長期的なトレンド変化を確認し、モニター属性別の傾向などを分析することが可能です。

上記分析メニューにとどまらず、この「不満ランドスケープ」を活用して、今後さまざまな分析メニューや提供形態の開発を行っていく予定です。

現在、この「不満ランドスケープ」を活用した分析の有用性を実感していただくため、食品業界を中心にトライアル顧客を募集しております。「不満買取センター」が保有する膨大な生活者の不満を多面的に分析できる「不満ランドスケープ」を是非ご活用いただければ幸甚です。

■会社概要

商号      :    株式会社Insight Tech(http://insight-tech.co.jp)設立:2012年6月19日

所在地   :    〒163-1333 東京都新宿区西新宿6-5-1 新宿アイランドタワー

事業内容:    マーケティング調査やレポート作成

                 自然言語処理・機械学習などの人工知能を利用したデータ解析受託

                 企業プロモーションやブランディングサポート

                 不満買取センターの運営